富士通様の取組みで雲仙市にワーケーションに来ていただきました!
黒原 廉
経緯
長崎県とワーケーションパートナーシップ協定を結んでいる富士通株式会社。
初の長崎県でのワーケーションモニターツアー先に雲仙市をお選びいただきました!
雲仙市としては企業のワーケーションに力を入れていきたいと考えており、雲仙のワーケーション地としてのポテンシャルや可能性についてたくさんの意見交換をさせて頂きながらより良い今後の取組みの参考にさせていただくべく、多くのコンテンツに触れていただきました!!
無情にも10年に一度の大寒波
雲仙市内のたくさんのスポットやコンテンツ、人に触れてもらえるような行程を富士通様と一緒に考えておりましたが、大寒波の影響を受け、急遽小浜温泉エリア中心での行程に変更。気を取り直して、寄り深く小浜温泉エリアを楽しんでいただきたいと思います。
行程
今回のワーケーションツアーは3泊4日。
半日はワークの時間、半日は体験や交流といった行程にて実施をいたしました。
大寒波の影響もあり、エリアの行き来が難しいため、今回のツアー中のワークタイムは最近オープンした小浜タウンホテルのコワーキングスペースにて実施をいたしました。
小浜タウンホテル(@obamatownhotel3590) • Instagram写真と動画
インターネット、コンセントはもちろん、大きなモニターもあり会議などもはかどりそうです。個別の部屋がないのでオンラインMTGなどはホテルの自室と上手く使い分けると良いかもしれません。
雲仙市のご紹介と富士通の取組について
雲仙市から観光情報や基本情報に加えて、ワーケーションや企業・大学と連携して取り組んでいるオープンイノベーションの動きなどを共有。
また、富士通様からは地方自治体と連携したワーケーションの取組み事例や狙いなどを共有頂きました。これから始まる3泊4日の長いようであっという間のワーケーションが実りあるものになるようお互いの目的を摺合せいたしました。
体験や交流について
雲仙市が誇る、魅力的な「ヒト・モノ・コト」にたくさん触れたいという強い要望を頂きました。地元の方の協力の元、様々な体験や仕事、生活に触れていただきました。
小浜温泉ワイナリーの工場見学と意見交換
成り立ちや拘り、今後の展望、率直な疑問もその場で回答。
小浜温泉街のぶらり町歩き
天然の炭酸泉は寒波の影響で凍っていました。これはこれでレアな体験。
小浜ちゃんぽんをランチで頂きました。
日本一の長さを誇る105メートルの足湯「ほっとふっと105」でワーケーション
長崎で最も歴史のある旅館「伊勢屋」の大女将のお話。
まちづくりにかける想いは参加者の胸を打ちました。
雲仙ジオバーガーも召し上がっていただきました。絶景ランチを楽しめる温蒸素味さん。
夜は地元の方との懇親会も設定
雲仙市の一番の魅力は“ヒト”と多くの方に言っていただけます。
そんなヒトとの距離を一番近づけることが出来るのは、やはり懇親会!
今回のツアーでは小浜温泉街らしく、蒸し料理を楽しめる蒸気屋で雲仙自慢の種どり野菜や海産物を堪能いただきました。地元の方と、富士通のメンバーで一緒に調理準備。食事だけでなく調理から一緒に体験することで更に仲が深まります。
最後は真剣にこのワーケーションを振り返ります。
3泊4日雲仙市のワーケーションを満喫いただき、たくさんのヒトに出会っていただきました。
こういった取組みで企業さんとご一緒できる行政側のメリットは悪い点をしっかりご指摘いただけるところです。
楽しかった!だけでなく、改善点を教えていただけることが更なる改善につながります。
以下、一部ですがこんなご意見を頂けました!!
・社員旅行くらいの感覚で参加したが良い意味でギャップがあった
・自分に適した仕事とアクティビティのバランスは経験を積むことで見つけることができる
・移住者との交流が楽しかった(自分に近いキャリアの地方在住者に興味が湧いた)
・チームメンバーへの配慮として、事前の業務調整が重要
・女性が活躍している地方の仕事の話はすごく刺激をもらった
・地域課題に危機感を持っている方が多いと感じた
・ワークスペースは業務に集中できる環境だった
・ワーケーションは目的意識を持って取り組むことで効果が最大化される
・日本の抱える地方の課題や問題を肌で感じられた
・オンライン会議に適した環境があると尚良い
・今回は一社でワークスペースを専用利用できたが、他社と共用利用の場合は音への配慮がかなり厳しい
・コロナ禍と遠隔地勤務形態ということもあり対面で話をする機会がほとんどなかったので様々な人と対面で会話ができ新鮮な機会で期待以上だった。
・観光では会えない人のお話を聞くことができ、とても充実した時間を過ごすことができ感謝。
・日頃思い悩んでいたことに対するマインドリセットや、地元の方が熱心に課題解決、協力している姿を見て、一層自分も頑張ろうと思えた。
“ワーク”という点では、地方の強みはあまり発揮できないかもしれませんが“学びや刺激”といった点において非常に高い評価を頂くことが出来ました。
富士通の方々は、雲仙の方たちに触れて「日本の未来はまだまだ可能性があると感じた」と言っていただけました。今後もたくさんの方にワーケーションのご利用を頂けるように更に改善していきたいと思います。」
最後はお土産の【ナングシデジマ】です◎
悪天候の中雲仙市を楽しんでいただいた富士通グループの皆さま、ご紹介ご同行いただきました長崎県庁の皆様、協力いただいた雲仙市の皆様。誠にありがとうございました!!