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雲仙温泉の取り組み

雲仙の自然を維持するためのお手伝い企画

国指定の天然記念物に指定されているミヤマキリシマは、小さくて愛らしいピンク色の花が咲き、地元では雲仙ツツジとも呼ばれています。
4月末ごろから咲き始め、5月中旬には池の原周辺から仁田峠へと雲仙一体がピンク色に染まります。

そんな美しい春の光景を維持するためには、定期的な草の手入れが必要です。
毎年秋に「雲仙ミヤマキリシマ保全ツアー」が開催され、地域住民ほかボランティアにより下草刈りが行われています。
令和2年は11月7日に行われ、長崎と諫早から無料送迎バスを用意し、約50名の方が参加されました。

草刈りのあとは温泉へ。

午前10時30分頃から池の原園地で作業がスタート。
ツツジに絡まるツタやススキなどを刈り取り、刈った草の運搬など約2時間汗を流しました。

お昼に用意された弁当をいただいたあとは紅葉が美しい仁田峠へ。ここで自然観察会を行い、それから雲仙温泉街に戻り温泉入浴を楽しみます。
働いたあとのお風呂は格別です。雲仙も自分自身もキレイになって帰路につくことができます。

雲仙の美しい自然を維持するには、多くの人の手が必要です。特にミヤマキリシマは日当たりが良い場所を好むため、生育しやすいよう環境を整えてあげなければいけません。

手間をかけること。それが、雲仙を守ることにつながっています。

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