東大生、「FS」報告会を雲仙BASEで開催
雲仙市 観光物産課
東京大学の「フィールドスタディ型政策協働プログラム(FS)」の報告会が3月5日(土)「雲仙BASE」にて開催されました。
「フィールドスタディ型政策協働プログラム」とは、東京大学の学生が地域の課題について調査・立案し、課題解決の道筋提案を行うというプログラムで、2021年度は7名の学生が雲仙市での活動に参加しました。
東大生が感想とともにお伝えします!
雲仙市からのテーマは、「雲仙大学」という仮想大学を設立する中で、地域が抱える課題に対して都会の人が積極的に関われるような仕組みを考える、というものでした。10月に現地調査を行ったのち、東京に戻ってから検討を重ね、3月に再び雲仙を訪れ、モデルケースとなる体験活動と報告会を行いました。
オリーブ園でのお手伝い
ナチュラルファーミング(吾妻町)では、稲田さんのご指導のもと、オリーブ園のお手伝いをさせていただきました。オリーブの木の周りに生えた雑草を手作業で抜いていくのは、思ったより大変でした。実際にやってみると、有機農法の手間を身にしみて感じます。中腰で作業をするので、腰が痛い……
その後、オリーブ園の中を案内していただき、壮大なオリーブ園の景色なども見せていただきました。稲田さんの情熱ある取り組みが、強く印象に残りました。
種どり野菜農園でのお手伝い
竹田かたつむり農園(国見町)では、野菜の種どりの体験をさせていただきました。まずは写真のように棒で叩いて莢(さや)を枝から外し、足で踏んで中の種を取り出しました。その後扇風機に当てながら種を下のボウルに移すことで、莢の残りなどから分離しました。
体を動かして楽しみながら、その裏にある大変さや竹田さんが種どり野菜にかける思いなどを感じることができました。
その後、にんじんを収穫する体験も行いました。
現地報告会・意見交換会
3月5日(土)に雲仙BASEで活動報告会を行いました。当日は対面とオンラインを併用し、約30人が参加しました。
都会の人に地域の課題に取り組んでもらうためには、まずその課題を「自分事」として捉えてもらう事が重要。そのためには都会の人たちが地域の人と交流し、人と人とのつながりを作る事が重要だ、という内容の発表を行いました。
また、発表後には質疑応答の時間を設け、参加者と意見交換を行いました。
雲仙市では来年度もFSを実施する方向であり、今回の提案をもとに、実際に課題解決に向けたマッチングの事例をつくっていく予定です。今後とも東大FSをよろしくお願いします!