ひまわりクエストⅢ Lv.1
白濵えりか
昨年の夏、雲仙市小浜町北串地区の畑に、ひまわりで作られた迷路ができ、ちょこっと話題になりました!
2022年のレポートはこちら↓
このプロジェクトが始動した経緯🌻
地元JA島原雲仙青年部小浜支部の方々が考えたこのプロジェクト。
本来、畑にひまわりを植える目的は「緑肥」のためなんだとか。
緑肥とは、植物そのものを肥料の一種として利用すること。作物を栽培して収穫すると、本来その土壌に備わった地力が失われます。土壌中の肥料成分が不足したり、窒素や微生物のバランスが悪化したりします。これらを本来のレベルにまで回復させることが、緑肥の最も重要な役割です。
小浜町の二つお隣、愛野町にある畑でも、毎年きれいなひまわりが一面に咲き誇り、写真を撮る人も多く見受けられます。偶然、近くを通った小浜支部の支部長と副支部長が、
「愛野のひまわり畑はいいなぁ…。なんか楽しいことしたいなぁ。せっかくなら迷路作ってみんなに楽しんでもらおうか!」
「それをきっかけに北串のジャガイモのことも知ってもらいたかね!」
というのが始まりだったそうです。
実は雲仙市のジャガイモ、生産高が市町村単位で全国一位!また、種類も豊富で、デジマ、ニシユタカ、アイユタカ、ナガサキコガネ、サンジュウマル、フゲンマルなどの多様な品種が栽培されているのです。デストロイヤーなどの珍しい品種も!
昨年開催された「ひまわりクエストⅡ」ではInstagramキャンペーンを行い、抽選で10名様にジャガイモをプレゼントするほど、ジャガイモ愛がすごいんです♡
今年はさらにバージョンアップし、畑2枚分の迷路を作ることに!
まずはアイデア出し・・・
記念すべき第1回目のMTGでは、どんな迷路にしよう? どんな企画にしよう? いろんな人と共同でしたいなぁ、などなどアイデアを出し合うところから始まりました。
「モ〇ハンぽくする?」「いやいやドラ〇もんみたいな、どこ〇もドア作りましょう!」と、次から次へと出てくる出てくる!子どもたちの笑顔のために、おじさま達が一生懸命考えておりました。
「種を植える時期をずらすことで、より長い期間楽しんでもらおう」
緑肥として植え、時期が来たら刈り取って終わりというひまわり。ひまわりのためにも、ジャガイモのためにも、子ども達のためにもアイデアを出し合うおじさま達の姿がカッコよかったです。
しかも入場料や参加費は一切取らないという男気…!!!
どんな迷路が完成するのか、我々も楽しみです!!!
いよいよ種まき🌱
5日後、早速大量に注文したひまわりの種植え開始!
トラクターを使って土を耕していきます。さすがプロの技!きれいに畑が耕されていきます。
しかもトラクターに乗っている状態でも土の柔らかい、硬いという状態が分かるそうです。
ひまわりの種は散布機を使って蒔いていきます。
しかし、なかなかエンジンがかからず!
エンジンをかけるまでの作業が一番大変だったのではないでしょうか・・・
機械と人力で、あっという間に種まき完了!!!
土の上に蒔かれたひまわりの種は、青く輝いているように見えました。これからどんどん成長して、きれいに咲くのが楽しみです!
ある程度の高さまで成長したら、お次はいよいよ迷路のコース作成!
どんな迷路が完成するのか、乞うご期待!!!