ふるさと学習で雲仙市立小浜中学校に訪問してきました!
白濵えりか
今月、雲仙市立小浜中学校へ訪問し、講話を行ってきました。
小浜中学校は、ふるさと学習にも力を入れており、みんなが住んでいる”雲仙市小浜町”で働く人々が、どんな思いで、どんな仕事をしているのかを、直接話を聞き、学び、感じてもらうというものです。
現在、小浜中学校で校長をされている方は、実は筆者の中学校時代の担任の先生。そんなご縁もあり、昨年に引き続き今回もお呼びいただきました。自らが学んでいた母校で、担任だった先生から招待を受け、自分たちの話を通して生徒たちに学んでもらう。なんとも感慨深い、貴重な経験をさせていただきました。
(※生徒たちのプライバシーを保護するため、写真にはモザイク処理をしております)
今回は小浜温泉にある湯宿蒸気家で若社長として活躍している山下晃輝さん、そして小浜温泉にある実家の電気屋と不動産の手伝いをしながら様々な資格取得のため勉強中の馬場翔大さん、雲仙観光局の白濵、この3人で講話をしました。
なんとなんと、3人は中学校時代の同級生。笑
なんとも不思議なご縁です。
初めに自己紹介を兼ねて、3人が日頃どのような仕事をしているのか、なぜ地元小浜町で働いているのか、どんな思いを抱いているのか等を話しました。職種も小浜で働く理由も様々ですが、小浜町の、そして雲仙市の魅力をもっとたくさんの人に知ってほしい、みんなで盛り上げ活気ある町にしたいという気持ちは3人とも共通しています。
今回は特別に、蒸気家の蒸し釜で蒸した黒たまご(温泉たまご)を生徒たちに食べてもらいました!
黒たまごとは何か、なんで黒くなるのか、どんな味なのかを実際に見て、触って、食べて学んでもらいました。
雲仙の温泉たまごは蒸気で蒸して作っているため、一見普通の卵と変わらない見た目ですが、小浜の黒たまごは温泉に浸けて作るため、温泉に含まれる鉄分等の成分がたまごの殻に付着し黒くなるのです。なるほど~。
(※今回は黒いたまごと白いたまご、両方準備してもらいました。友達同士で味を比較したりもできました!)
その後、6班に分かれてグループワークを行いました。中学一年生の生徒たちに難しい話をしても聞いてもらえるのだろうか・・・そんな思いもあり、分かりやすく、楽しく小浜のことを考えてもらうため、下記のテーマに沿ってグループで話をしてもらいました。
①小浜のいいと思うところ(食べ物、自然、歴史、人)
②みんながYouTuberになったとしたら、①で出した小浜のいいところをどのように紹介するか
最初はなかなか意見が出なかった生徒たちですが、我々3人や先生たちにアドバイスをもらいながら模造紙に書き出していきました。分からないことがある時はきちんと質問してくれる子もいました!疑問に思ったことを知らないままにしておくのではなく、ちゃんと分からない、教えてほしいと言えることはとてもいいことだなぁと感じました。小浜の未来は明るいです!!!(さすが後輩たち!笑)
最後は②で話した内容をみんなの前で発表してもらいました!
それぞれの班ごとに個性があり、YouTuberになりきって発表する子、私達もへぇ~と思える豆知識を話す子、元気いっぱいな子などなど。みんな楽しそうに話してくれました。
自分で考える、そしてそれを誰かに(みんなに)話す・伝える、ということは社会人になった時、誰もが経験することだと思います。それを中学生の頃から少しずつ実践していくことで自信をつけてほしいと思いました。また、全員地元に残って仕事をするとは限らず、県外に出て働く人がほとんどだと思います。県外に出ても、この小浜中学校で学んだことを活かしてほしい、そして今回発表したようにたくさんの人達に小浜の魅力を伝えていってほしい、そんな思いで今回みんなの前でお話させていただきました。
今後みんながどのように成長してくのかとても楽しみです!
これからもみんなが大好きな小浜の町を守り、育てていけるよう我々も頑張っていきたいと思います!
小浜中学校のみんなと、小浜町の今後の発展に乞うご期待!!!