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御礼とご報告・・・

隆太さん

御礼とご報告・・・

雲仙ポータル編集長こと、プロモーションワーキングリーダーの加藤隆太です。

この度、雲仙温泉で起きた豪雨災害では、沢山のご支援と応援、あたたかいメッセージを頂き誠にありがとうございました。現在、被災中の施設や避難中の方々がいらっしゃるものの、雲仙地獄では安全が確保された一部の遊歩道が解放され、三軒の温泉施設(ホテル・共同浴場)への引湯管の仮復旧も進み始めました。その他、コロナ感染拡大防止措置中ではありますが、営業中のホテル・旅館、飲食店・土産品店も多数ございます。迅速なお力添えを頂き、ほんの少し日常を取り戻し始めております。本当に感謝申し上げます。

さて、今回の投稿では、皆様に大変つらいご報告がございます。

報道等でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回の豪雨で起きた小地獄地区の土砂崩れで、私たちの大切な仲間である「地獄生まれ、地獄育ちのゆうこりん♪」こと、森優子さんとその御両親が被災し、ともに帰らぬ人となってしまいました。ゆうこりんは32歳。これからという若い仲間の早すぎる旅立ちは、大変悔しく悲しい別れという他ありません。

ゆうこりんは、雲仙地獄から1キロほど離れた、小地獄地区で生まれ育ち、製菓の専門学校を卒業後、福岡で百貨店に勤務、その後、東京ディズニーランドでアトラクションのキャストとして勤務したのち、4年前雲仙温泉へ帰って来てくれました。これまでの経験を活かし、雲仙温泉観光協会の広報担当として、新聞・雑誌はもとより、テレビやラジオ、ホームページやSNSの更新と雲仙温泉の魅力を国内外に向けて発信していました。

雲仙市観光戦略会議では沢山のワーキングに所属し、小さな体であちこちと止まることなく、持ち前の明るい笑顔と若いセンスを大いに発揮して活躍していました。雲仙ポータル内でも沢山の記事の投稿、動画への出演、SNSの更新など・・・ゆうこりんの目に映る今の雲仙、これからの雲仙を生き生きと明るく投稿してくれていました。

生まれ育った雲仙の魅力を今の若い人たちに伝えたい。

その為に、雲仙を好きでいてくれる皆さんと力を合わせて、雲仙の魅力を発見し、磨き、そして発信する。その結晶が、UNZEN△FES.雲仙天幕レストラン、雲の上のピクニック、湯にも地獄の物語、雲仙仁田峠プレミアムナイト、雲仙BASEの立ち上げ、雲仙温泉観光協会のホームページのリニューアル、灯りの花ぼうろメインビジュアル変更や温泉むすめ「雲仙伊乃里」ちゃんのイベント誘致、などなど・・・ゆうこりんの功績は数え上げると本当にきりがありません。

雲仙ポータル内を見渡すとたくさんのゆうこりんの笑顔と未来への希望で溢れています。

雲仙温泉にとって、私たちにとってかけがえのない仲間であったことは言うまでもなく、ゆうこりんとともに、皆で思い描いた雲仙の未来は、雲仙ポータルと雲仙市観光戦略の中に沢山込められています・・・。

ここで雲仙ポータル編集長として皆様とゆうこりんにお詫びがございます。

今回の災害が起こる前日8月12日にゆうこりんが書き上げていた記事の投稿が私の承認待ちで止まっておりました。捜索活動中の何日目かに気が付いていたのですが、昨日までどうしても開くことができませんでした。

「りゅーたさん、記事の投稿が止まってますよ。早く確認してアップしてください^^」

いつも投稿者と編集長として何気なく交わしていた会話ですが・・・
今回、その声はいつまでたっても聞こえません。

こんなに時間がかかってしまってホントゴメン。

こんな編集長ではありますが、止めてしまっていた記事を公開することを期に皆様にお約束いたします。
ゆうこりんとともに皆で思い描く雲仙の未来『生きる力がよみがえる雲の上の避暑地へ』を具現化するため、再び動き出す雲仙温泉の今を、生の声を、もがく姿を、雲仙ポータルを通して皆様に広くお知らせしてまいります。

応援して下さる皆様、雲仙市観光戦略会議各ワーキングの皆さん、そして、これから私たちの仲間になってくださる皆さん、一丸となってこれからの雲仙温泉を力強く創造していきましょう。

越えて、より先へ雲仙
雲仙ポータル編集長 加藤隆太

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