10月13日超おもてなしガイド・インタープリター研修!!レポート③
中村 星斗
10月11日から13日にかけて行われた「超おもてなし研修」の様子をレポートする記事、第3弾です。
前回の記事はこちら!
超おもてなし研修とは??
雲仙の良さを一緒に整理して、その良さをお客さまに伝えたい人を募集しています。2時間ほどの短期の研修から、皆さまの職業ならではの雲仙の魅力の伝え方を一緒に考える1~4日間ほどの研修を考えています。自身の業務や事業をさらにレベルアップしたい方向けで、一般的な接遇研修とは違います。
IP(インタープリテーション)を活用しよう!
いよいよ研修も最終日です。参加者のみなさまも、3日間連続で顔を合わせると自然に会話も弾んできます。
集まったみなさまが眺めているのは、アメリカの国立公園が作成している地図やグッズの数々。日本インタープリテーション協会、参加者の方からお持ち寄りいただきました。
これらの地図やグッズは、単純に作られたものではなく”インタープリテーション計画”をもとに練られているのだそうです。みなさまじっくり見ていました。
”コミュニティのらしさを大切に”
この日は、インタープリテーションを実際に活用している観光地の講師をお迎えして始まりました。本日の講師は江崎貴久さま。三重県の伊勢志摩からオンラインでお話ししてくださいました。
講演で印象に残ったのは、地域づくり、観光を活性化させるにあたっては、その土地らしさをいかに掴むかが重要であるということ。そして、その土地らしさは「困りごとを解決するときに方法」によく現れるのだそうです。江崎さま曰く、人を巻き込むのではなく、自ら巻き込まれていくことが大事だとか。
↓一日の議事録です。
IP全体計画×今ある問題を考えてみよう!
Aチーム:人材育成と学びの土壌をどう作るのか検討
Bチーム:旅館のみなさま向けに出張研修を検討
2つのチームに分かれて、今回学んだインタープリテーションの計画を具体的なものに落とし込もうという試みです。
Aチームでは、まずは雲仙温泉街の宿泊施設に理解いただくために、各施設で雲仙の歴史などを説明する機会を設けるなどのアイデアが出ました。また、インタープリテーション計画を分かりやすく示す工夫をしたいとのことで、イラスト化の検討をすすめたいとのことでした。
Bチームでは、短く楽しい話題を提供できる”出張研修”を組んで、旅館のみなさまに体験してもらおうとなりました。毎回参加しなくても、1回ごとが独立した研修にすることにより、気軽に参加できるのではないかと意見が出ました。
(例:湯せんぺいの歴史、仁田峠に行ってみよう、旅館のなんでも相談室etc…)
↑話し合いの様子のホワイトボード、文字がびっしり。
午後からはアイデアをいっぱい出そう!
↑午後からは、一人一人がインタープリテーションの内容をどんなアイデアに落とし込むか、ひたすら考えをひねり出しました。
見ているだけでわくわくしますね。
↑たくさん出たアイデアの中から、いくつか抜粋して小さなチームを組みました。2時間ほどでまとめた案を発表していくと、あっという間に時間が過ぎました!
今回の超おもてなしインタープリター研修は、これにて終了です。
このあとも、研修で学んだことを各自進めていくことを約束して解散しました。
お越しいただいた日本インタープリテーション協会のみなさま、参加者のみなさま、おつかれさまでした。
そして、ありがとうございました!今後もみなさまと一緒にがんばっていきましょう。