いま、神代小路が静かに熱いんです。
国見のTK
雲仙市国見町の神代小路(こうじろくうじ)。平成17年7月に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された9.8㌶の住宅地。緋寒桜で知られる鍋島邸をはじめ、格式高い武家屋敷の永松邸などが点在し、江戸時代の区割りを現代に残す風情あるエリア。雲仙温泉から車で25分ほど足を延ばしたところにあります。
神代小路では今年5月には築190年の武家屋敷を活用した一棟貸しの古民家ホテル「TOKITOKI」が開業し、各種メディアの注目を集めています。
このほど、県観光振興課の観光情報ブログ「わたしがえらぶ長崎のお気に入り」(旧GO!GO!ともっち)にも掲載され、掲載後2日間で閲覧回数が1千回に迫り、反響の大きさにブログ担当者も驚いているほど。
新たな団体「コウジロコネクト」誕生 7月30日から第1弾イベント
今年7月、神代小路では新しい団体が誕生し、今月30日から発足第1弾のイベントを開催しました。
新たな団体は「アートネット コウジロコネクト」と言い、音楽や文化のイベントを企画し、地域を盛り上げていきます。
「コウジロコネクト」略して「コウコネ」。共同代表の一人は、神代小路出身の山口伊緒里さんで、演奏家グループ「オカリナマルメロ」として、「*こうじろフェス*」など各種イベントで演奏活動を行っています。会員は、山口さんのオカリナ教室の生徒さんら約50人で構成されます。
山口さんは「江戸時代に佐賀を治めていた旧鍋島潘の飛び地だった神代小路の歴史にちなんで、佐賀との交流を促進し、交流人口の拡大に結びつけ、雲仙市内への宿泊増にもつながっていけば」と話しています。
発足記念の第1弾イベントは、「デルフト焼き 林厚气子展」。佐賀の有田焼や伊万里焼に影響を受けたオランダのデルフト焼きの作品展です。市内の公民館講座でも講師を務めている林厚气子(はやし・あきこ)さんが手がけた器や置物など60点あまりが展示されました。
イベントは7月30日から8月1日まで3日間、神代小路の「榎のした」(今村邸、雲仙市国見町神代丙123)で開かれました。午前10時~午後4時、鑑賞は無料。
永松邸と旧神代中学校校舎 長崎県のロケ地候補に登録
さらに、地区内にある永松邸と旧神代中学校校舎(雲仙市歴史資料館国見展示館)がこのほど、長崎県のロケ候補地に登録されました。
永松邸は格式ある武家屋敷、旧神代中学校校舎はノスタルジーあふれる木造校舎ですが、知名度が低いため、より多くの人に知ってもらい、ドラマや映画などの撮影スポットとして活用してもらおうと、登録することにしました。
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