丸の内シェフズクラブが雲仙市にきた!!後編
堀口治香
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2日目
2日目の朝は、雲仙温泉街の地獄を自然ガイドの市来さんに案内していただきながら巡ります。雲仙の自然や歴史を聞きながら肌で体感しました。
つづいて、雲仙市瑞穂町で有機農業をされている雲仙つむら農園さんの圃場を視察。有機かつ少量多品目栽培の特徴をお話され、移住者の視点から雲仙市の環境や農業について解説いただきました。
つづいて、隠れたパワースポットの岩戸神社を視察して一息つきます。
8月末は酷暑が厳しい日差し。木陰とひんやりとしたそよ風を感じて、つかのまの深呼吸です。
この日のお昼は、雲仙市国見町にある山の駅ベジドリームで雲仙ジオバーガーと雲仙ナチュラルドレッシングを味わいました。
雲仙市北部地区の農産物や特産品や、ドレッシングが誕生したきっかけとなった規格外野菜の活用についてもお話しながら特製バーガーをいただきました。
↓つづいて雲仙市瑞穂町にある、コロニーエンタープライズを訪問。
手延べ素麺作り体験や作業場を視察しました。佐用工場長より、ものづくりと福祉の連携や手延べ素麺のストーリーなど解説いただきながら、工場長が自信をもっておすすめする素麺を試食しました。
2日目の夜は、湯宿蒸気家で交流会です。
↓様々な食材と人に出会ってうずうずしていたのかもしれません。厨房で素材に向き合うみなさまの瞳がきらきらしています。
↓雲仙市小浜町のイタリアンLa Spiaggina(ラスピアッジーナ)の岡村シェフが薪で焼く雲仙あかね豚。
↓丸の内シェフズクラブと雲仙市内料理人によるセッション及び生産者も交えた交流が開始。
↓お互いに話し込みながら料理をしつづけるシェフたち。小浜温泉街にある旅館富士屋の料理長からも刺し盛が届きます。
↓まくわうりのサラダ、さざえの蒸し物、蒸し地魚(左)、雲仙あかね豚にきゅうりを添えて蒸した料理(右)。どれも絶品です。
↓雲仙市内料理人及び生産者だけでなく、様々な事業者さまが入れ替わり立ち替わり、賑やかに行われました。
3日目
雲仙の食を味わえる日本料理店「彩雲」での朝ごはんで一日がスタートします。
宮下店主より、橘湾の鮮魚や移住者から見た雲仙市の「食」に関わる人の魅力についてお話を聞きながら料理に舌鼓をうちます。
その後は、小浜温泉ワイナリーを訪れ、醸造所を見学。川島オーナーより、雲仙市の食材に合うワイン作りや雲仙市でつくる理由を解説いただきながら、ワイン熟成樽撹拌の体験をしました。
最後に、入潮食堂で昼食をとり、小浜ちゃんぽんを堪能して、雲仙の食を味わう3日間の旅は終了しました。
参加者の声
非常に環境や食材など恵まれていて、食に関するすべての素材がそろっているのは、 世界的に見ても珍しい場所だと感じた。
料理人なら移住したくなる気持ちがわかる。
サスティナブルの意識を持たずとも、普通の営みがすでにサスティナブルなことをしている。
地方へたまに行くが、こんなにレベルが高い料理人が揃っている地方は初めて。イタリアンを和食の板前が嬉々として手伝っている光景など衝撃を受けた。もっと有名になっていいし、市民の皆さんは誇りに思っていい。
環境が素晴らしいのはもちろんだが、やはり生産者や料理人など人の環境への配慮や、理解が素晴らしい。是非とも、丸の内で生産者や料理人を紹介したい。雲仙市の生産者や料理人と知り合いだぞと、周りに自慢したいくらい。
ちょっとできすぎな行程を組んでいただいて感謝申し上げる。普段考えてしまう平等性というか、大人の事情を抜いて真っ直ぐものづくりされる方にお会いできる機会はなかなか無い。皆様が営みを共有して共存共栄で競争でなく生きていることに感動した。ぜひ来年丸の内にもお越しいただきたい、素晴らしいご縁を丸の内でも紡がせていただきたい。
などなど、明るい感想をいただきました!
続報をお待ちください!
今回の旅の中で、各生産者の訪問先でサンプル発注や商談が自然と発生していました。
これから、今回のフィールドワークを踏まえたPOPUPなどが丸の内で行われるかも?
シェフたちと生産者たちの今後のつながりに期待です!