デイビット・アトキンソン氏と意見交換を行いました!
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2月7日(金)、九州ボルケーノツーリズム協議会のメンバーと、デイビットアトキンソン氏との質疑応答と意見交換が行われました!テーマは日本の高付加価値な旅行戦略についてです。
デイビット・アトキンソン氏
オックスフォード大学(日本学専攻)卒業後、大手コンサルタント会社やゴールドマン・サックス証券会社を経て、09年に小西美術工藝社取締役に就任。11年代表取締役会長兼社長、14年から現職。これまでに内閣官房成長戦略会議、観光戦略実行推進タスクフォース等のメンバーを務めておられます。
日頃、行政とDMO、民間の役割の違いに悩んでいるという質問や、インバウンド市場の動向など、貴重な機会に忌憚のない意見が飛び交い、それぞれの知見を深めました。
アトキンソン氏からは、観光地の価値を高めるためには設備投資に力を入れることを提唱していたのが印象的でした。また、時代背景を鑑み、人口激減時代の現代日本にそぐう、持続的なビジネスを展開することを強調していました。
ガイドの重要性については、お客様が退屈しないような体験やお話、ものを提供して、滞在時間を延ばせるかという役割があると明言。宿泊施設とガイドの連携が重要であり、「宿泊施設にふさわしいガイド」と「ガイドにふさわしい宿泊施設」が強いタッグで理想的な組み合わせであることをお話されていました。
地元について語る物語は、何のためなのか。それは、お客様に要所要所で価値を感じてもらい、滞在時間を長くしてもらうためであり、自分の気持ちを伝えたい!は2次的なものであるとの冷静な意見も聞くことができました。
つい熱くなって語りすぎるのも、お客様にとっては余計な場合もあるということですね。
Cool Head but Warm Heart(心は熱く頭は冷静に)を忘れずに進んでいきます!
この度は貴重な機会をありがとうございました。