国見の良さを伝えるワーキング②
堀口治香
雪がちらつく12月の半ば、国見の良さを伝えるワーキングに参加すべく、約40名の方が遊学の館へと集まりました!
←国見町にあるくつろぎの入浴宿泊スポーツ施設です。
↓いわば“国見の魅力に惹かれた方々”がぞくぞくと集結。
最初に、改めて「インタープリテーション全体計画」って何だろう?ということを確認しました。
ひとまずのゴールは、国見地区のインタープリテーション全体計画を作ることです。
しかし、まだまだ聞きなれない言葉に、つい意味が分からなくなりがちです。
インタープリテーションとは、参加者それぞれが、資源に内在する意味や重要性との間に、知的、感情的なつながりをつくる機会を創出するための触媒。(アメリカ国立公園局より引用)
つまり、国見地区にある資源の魅力や歴史的価値を、来訪者により深く理解していただくための一貫した活動全てがインタープリテーションと呼べそうです。
インタープリテーションを使って活動するのが、インタープリターです。
参加者からは、インタープリターとガイドの違いは何?という質問も出ました。
実質は同じように映ることが多いそうです。しかし、インタープリターは、目に見えるモノの説明だけにとどまらず、観光スポットや物の価値、その歴史・文化・環境などの様々な背景やつながり、つまり目に見えないものも伝え、お客様に感動を与えることを念頭に置いて活動するとのことでした。
↓続いて、日本インタープリテーション協会の川嶋さまからは、プロダクトアウト、マーケットインという考え方を教わりました。難しそうな話題ですが、わかりやすく簡潔に伝えてくださいました。
(参考)
プロダクトアウト 自社の商品の強みから商品開発などを行う考え方のこと(作り手がいいと思ったものを作る)
マーケットイン トレンドや消費者のニーズに沿って商品開発などを行う考え方のこと(世間のニーズやトレンドに合わせて作る)
両方の視点をバランスよく捉えていくことで、魅力的な企画が出来上がるそうです。
白熱の意見交換
さあ、場があたたまった所で本題に突入です。
皆さまで話し合う内容は、「国見の資源を活用して、どんな来訪者にどんな風に喜んでもらいたいか」。自分が思う企画を紙に書いて考えていきました。
↓グループ分けも前回と同様に、スムーズに(そして楽しく)行われました。
↓自己紹介タイム。はじめましての人もそうじゃない人も沢山。話題は尽きません。
↓前回に出た国見の資源、なんと200個以上!これを見ながら進めていきましょう。
↓ここで注目!紙に書き出す際には、1枚につき1つの事柄です。
↓7つのグループに分かれて、おしゃべりしながらアイデアを出していきました。
↓一人で考えていたら行き詰まることも、色んな人と一緒に話すと、思わぬところから話題が繋がり広がっていきます。初めましての方も多い中、皆さま真剣な表情で語り合っていました。
7つの企画会社現る!?発表タイム
話し合うこと1時間半。
↓書いたものを種類別に分類すると…、壁一面に沢山の企画が!
↓どの企画も気になりますが、1つずつ聞いていくと時間が足りないことに気づき、自己申告の発表制になりました。
↓思わず参加したくなるような企画とユーモアある発表の数々に、会場では笑いが巻き起こりました。
まるで7つの企画会社が立ち上がったみたいだね。との感想が聞こえるほど、賑やかな意見交換の時間でした。
次は、もっと来訪者の像を明らかにして、「どんな人に来てもらいたいか」を改めて検討し、今回洗い出した「どんな体験をしてもらいたいか」を合わせることでより具体的にしていきます。
実は今回、遊学の館所長の粋な計らいにより、参加者に遊学の館の入浴券がプレゼントされました。
寒い日だったので余計に暖かいお風呂が嬉しい…!こんな心遣いも、国見の魅力に違いありません。
次回!
第3回目のワーキングは、1月18日(木)の13時半からです。神代小路まちなみ交流館にて開催されます。
絶賛参加者募集中!→→→
国見の良さを伝えたい方、どなたでも大歓迎です。
第3回の様子↓