5泊6日のヴァカンス
雲仙温泉はシーボルトなどによって幕末に世界に紹介され、明治時代には外国人の避暑地として賑わっていた歴史があります。
いま、あらためて滞在型避暑地としての雲仙温泉を知っていただくために「5泊6日したくなる雲仙」を掲げました。
まずは、九州の皆さんにとって「一番身近な避暑地」となることを目指し、日本の大型連休の日数内で楽しめる「5泊6日のヴァカンス」モデルプランを考えてみました。
滞在してこそ満喫できる、お湯、自然、島原半島の豊かな食。
このモデルプランをもとに、それぞれの「5泊6日のヴァカンス」を組み立ててみませんか。
モデルプラン
避暑地でワーケーションリフレッシュしながら仕事も捗る新しい滞在のスタイル。
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IT系のプログラマー。リモートワークをした日も多かったこの1年。会社がワーケーションを推進していることもあって、涼しいこと、温泉があること、山も海も両方楽しめそうな立地が気に入った!
初日は、チェックイン後にメールチェックと返事を済ませる。宿のwifiが快適で、早々に仕事は終了。夕食と温泉をゆっくり楽しんで移動日の疲れを癒した。 -
午前中のオンラインミーティングで同じ部署の同期が雲仙温泉からほど近い小浜温泉に滞在していることが判明。「夕日がきれい」との情報なので、日没前に移動。
山の雲仙とはまた一味違った海辺の温泉街。どことなく西海岸の雰囲気。海辺に設けられた足湯につかって、夕日を待つまでの間、会社ではできないようなたわいもない話を楽しんだ。海に沈む夕日が周りの風景をオレンジ一色に変えていった。 -
今日は完全なオフ日。雲仙で一番やりたかったのが登山。日本一新しい山「平成新山」を間近に見たかったのと、日本で第一号の国立公園ならではの豊かな自然を感じたかったから。登るごとに感じる山ならではの冷たい風が、気持ちいい。
ロープウェー利用でショートカットルートが選べるから、個々のレベルに合わせて楽しめそう。部署のチームで楽しめそうなアクティビティだと思った。登山の後は、もちろん温泉。サイコー! -
今日宿泊する旅館には、ワーケーション専用ルームがあるとのことで予約。プロジェクターもあるし、コンセントもいい場所にある。驚いたのは備品でリングライトを貸し出してもらえること。雲仙温泉はワーケーションも推進しているらしく、ホテルや旅館それぞれでワーケーションプランを作ったり、備品を貸し出したり、共用部分にワーケーションコーナーを設けたりしているそう。
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朝からオンラインミーティングが3つあったけど、ワーケーションルームのおかげでサクサク捗った。リングライトでのおかげか、温泉のおかげか「顔色いいね」と言われる。
雲仙の旅館をチェックアウトし、午後は島原市へ。宿に荷物を預けてから、まち歩きを楽しむ。湧水のまち・島原市は、街中に水路がありいかにも水が豊かなまち。名物でもあるご当地スイーツかんざらしを食べたあとはがまだすドームへ。平成2年の雲仙岳噴火と、まちの復興に関する展示。災害の記録を見ながらも、自然が人が作り出せない恵みを与えてくれることを認識。部屋に戻って温泉に浸かり、これも自然の恵みなのだという思いが込み上げてきた。 -
チェックアウトの日。名残惜しい。あっという間の5泊を振り返って見ると、普段ほとんど外に出ていないんだなと思った。外を眺めてもいなかったかもしれない。食事も、時間をかけてゆっくり楽しむことができた。
ワーケーションと言われどう過ごせばいいかわからなかったけど、部屋を出ればバケーション気分になれる、自分でスイッチオン・オフできる環境のことなのかも。今度は家族で来たい。